留学先の問題。
とある日曜日、息子を連れ立って
私、妻と3人で例のエージェンシーに向かいました。
女性担当者は熱心に息子に向かって
「フィジー」について説明してくれました。
ほぼほぼ前回と同じ内容でしたが、
息子に対しては生活面と学校の様子について多く説明をしてくれました。
担当「ホームステイはフィジアンの家庭かインド系の家庭に
なります。両者一番の違いは食事です。フィジアンの家庭は芋を中心とした
食事で比較的いろいろな物が出てきます。しかしインド系の家庭は
「カレー」ばかりです。いろいろな種類のものがこちらの家庭でも
出てきますがすべて「カレー」です。」
私 「へーっ。面白いですね。」
担当「香辛料の食べ物がきつい場合はインド系の家庭は無理ですね。」
妻 「そういうことでしたら、息子はインド系の家庭は無理ですね。
ところでホームステイ先は選べるんですか?」
担当「要望は出せますが、細かいところまでは選べません。
ただ、食事は大事なことですので、香辛料は無理という方はフィジアン家庭に
なると思います。」
担当「学校ですが郊外にありますので、周りには遊ぶところがありません。
基本学校から帰りましたら、家族と過ごすことになります。
テレビを一緒に見たり、宿題をやって過ごします。学校の授業は
学校の生徒たちと同じ内容のものと英語の補習授業を受けることに
なると思います。」
息子「授業の内容は難しいですか?」
担当「難しいことはありません。ただ、最初は英語が理解できないので、
そのことで苦労をすると思います。」
私 「学校内に日本人の留学生は多いのでしょうか?」
担当「全校生徒数に対して最高でも留学生の数は20%と決まっています。
中学生から高校生までクラスがありますので、
全体としてはいるかもしれませんが、一クラスにすると
そこまで多いとは感じないと思います。」
結構、この日本人が多くいるというのが問題だったりするんですよね。
フィジーに限ったことではないのですが、異国にいるというのは不安です。
コミュニケーションも思いのほか取れない。家族も友人もいない。そうなると
日本人とつるんでいると安心するという心理が働くと思います。
その行動が実は語学の勉強には最大の壁になるような気がします。
まったく日本人がいないのは本人にとって不安でしょうが、
少なければ少ないほうが「語学の勉強」という意味ではいいのかもしれません。
(続く)