同年代の子と。
(続き)
恐る恐るですが、息子から
「マルタはどうなんですか?」
ほーっ、私も気になっていたけど、君も同じだったんだね。
私なりに事前に調べたところ、マルタはヨーロッパに属していることもあり
留学に集まってくる人種のバランスが非常にいいらしい。
アジア人ばかりでなく、(どの地域を見てもアジア人、すごく多いらしいですからね。)
ヨーロッパからも南米からもアフリカからも来ているようです。
息子「夏休み以外で、冬休みはどうなんですか?」
担当「ありますが、語学学校です。しかも冬休みは基本大人ばかりですよ。」
息子「そうなんですか。同年代はいないんですか?」
担当「うーん、ほとんど大人ですね。」
息子「・・・・・」
担当「そうだ。調べてみないとわかりませんが、ニュージーランドの公立学校で
受け入れてくれるところがあるかもしれません。当然宿泊はホームステイ
となります。」
私 「ニュージーランドの公立学校に行けるんですか?」
(私は勝手に海外の留学生を受け入れるのは私立学校だと思っていました。)
担当「そうです。他の生徒と机を並べて、授業を受けることができるんです。
ただ、日本の冬休みだともう向こうも休みかもしれません。少しお時間を
ください。休みに入っていない学校を探してみます。」
これはいい!!
語学だけでなく留学先の同年代の子たちと密に触れ合うことができる。
なんていい企画なんだ!!
私 「ぜひぜひ、お願いします。」
と、強くお願いをして帰途についた次第です。
私も妻も満足して初エージェンシーを終了しました。
ただ、息子の表情はさえません。
私 「(息子に向かって)どうした?」
息子「いや、別に。ただ、もしニュージーランドの学校に行けたとしたら、
英語だけの授業についていけるのか心配。全部英語でやるんでしょう?
数学も体育も。」
私 「そりゃあ、そうさ。英語の国なんだし、普通に英語を話してるんだから
授業だろうが何だろうが全部英語だよ。そこが面白いし、
いいんじゃないのかなあ。でも、まだ決まったわけじゃないんだから。」
息子「まあ、そうだね。」
後日担当者から連絡があり、
結果的にはどの学校もクリスマスが近いこともあり、
休みに入っているとのことでした。
残念。(私は)
ほっとした。(息子は)
今回は残念な結果でしたが、
この「現地の学校で同年代の子たちと一緒に授業を受ける。」ということが、
私たちの目を開く結果になりました。
また、少しですが無知な親の留学に対する知識が増えました。