留学って?

息子の留学。どういう準備が必要なんだ?何から始めれば?

短期?長期?

私も妻も息子の留学に関して

「短期」しか頭にありませんでした。

息子も当然ながら、私たちと同じ考えでした。

ですので、このエージェンシーでも

基本「短期留学」についての話を

聞いていたんです。

 

エージェンシーの担当者は

短期であれば冬休みも春休みも夏休みも

「体験」できます。

 

私 「体験?」

担当「体験です。」

私 「体験って、どういうことですか?」

担当「体験は言葉通り体験です。教室で授業は受けますが、正規留学の子達とは

   違い、簡単な授業内容のものと英語の補習授業を受けてもらいます。

   同じ学校内ですが、同じようには授業は受けられません。」

私 「それはそうですよね。2週間ぐらいで帰っちゃうんですもんね。」

担当「はい。そうですね。」

 

言われてみれば、ごもっともなことなんです。

 

「短期留学」って、

「なんちゃって留学」

という気がしてしまったんです。

 

私の頭の中では

本人が留学をしたいと言っているので

まず、「短期留学」をさせ、

「もっと長くいたい。」、「外国で長く勉強をしたい。」

と言った言葉が息子から聞けたら、

今度こそ本当の

「長期留学」

をさせてみようと、考えていたんです。

 

ようは

「短期留学」

で、

「留学の適用性」

を測ろうとしていたのです。

 

しかし、

この担当者の話で、

「短期留学」と「長期留学」は

根本的に全く違うものということがわかったのです。

 

これは困った!!

 

で、担当者へ私の考えを正直に話してみたんです。

 

私 「短期留学がうまくいけば、そのあとに長期留学を考えているんです。」

担当「そうでしたら、いきなり長期でもいいのではないでしょうか?」

私 「ほんとですか?」

担当「短期で慣らしていかれる方もいますが、いきなり長期の方の方が

   多いですよ。」

私 「へーっ。」

 

長期かあ、

1年間かあ。

 

と、新たな悩みに突入したのです。

復帰するときの学年。

ここでちょっと話を戻します。

 

私費留学でも交換留学でもそうですが、

1年ほど留学をし、いざ戻ってくるとなったとき

どの学年に戻るのか?

元の学年に戻るか、行っていた1年を休学したということにして

1つ下の学年に戻るのか。

 

 

余談ですが、

2年以上の留学となってくると学校にもよりますが、おそらく元の学校には

戻ってこれないのではないかと思います。ですので、日本の学校をやめて

留学したところでそのまま卒業を目指すということになります。

ただ、2年以上留学して、留学先で卒業した方は「帰国子女」枠で日本の大学受験の時優位になるといったメリットもあります。

 

 

これって結構重要かつ難しい問題なんですよね。

留学に行く学年にもよりますが、

日本での勉強がどこまで進んでしまっているかとか、

受験の準備期間がどのくらいあるのかとか、

入試の形態をどうするのか(一般入試なのかAO入試なの)、

などいろいろなことを判断して決めないといけません。

 

上記は留学から戻ってくる側、ようは私たちの問題ですが、

受け入れる側、そう学校側の決まりもあると思います。

 

基本文科省の指針では

「留学に行きやすく」するために、

留学に行って、現地でちゃんと勉強し、現地の文化等を学び、

日本文化を伝達してきたのなら、その日本で休んだ学年の単位を取ったことにする

という取り決めがあるようです。

ただ、最終的には

「学校長の判断」

ということになるのですが。

 

これ、微妙ですよね。

システム的に決まっているようで、決まっていませんよね。

なんだか国としての責任を放り出してるような気がします。

 

エージェンシーの方に、

「実際どちらが多いんですか?」

と聞いてみたんですが、ほんとまちまちで、

50%と50%と言ってもいいぐらいのようです。

 

で、話を戻してうちの息子。

 

我が家はこの時点では

「短期留学」しか考えていなかったので

上の問題とは全く無関係でした。

 

しかし、

前回出てきたフィジーによって、

全く違う展開になってしまいました。

 

 

最強候補地。

(続き)

担当者は女性の方でした。

最初のエージェンシーが男性担当者だったため

何となく男性を想像していたんです。

(なので、「ほおーっ。」なんて思ってしまいました。)

今だからわかるんですが、

実はカウンセラーの方(留学の相談担当者)って女性が結構多いんですよね。

 

このエージェンシー、なかなかすごくて

フィジー政府と共同で公立学校を経営してるんです。

なので、フィジー留学に関してはお手の物。

 

ここで紹介されたのは

現地公立学校を経験できる「短期留学」と

公立高校で授業を受けていく「長期留学」。

「短期留学」は1週間から3週間。

「長期留学」は1年からそれこそ卒業まで。

 

ここまではあまり他社と違いはありません。

アメリカなのか、カナダなのか、フィジーなのかという違いぐらい。

 

しかし話を聞いていくと、圧倒的な他社との差が実はありました。

それは、

 

 

コスト。

 

 

なんと、通常の私費留学でアメリカやカナダに行く費用の

半額以下。

 

フィジーの物価が安いとはいえ

これはかなりのメリットです。

 

あとは

いかにフィジーが安全であるか、

(コソ泥はいるけど)

フィジーの方々がいかにフレンドリーであるかなど、

(かなりの世話焼き)

フィジーの良さと、

インフレが先進国に比べ遅れていること、

(簡単に停電になったり、交通手段が少なかったり)

ホームステイ先で家族同志は「フィジー語」で会話をするところもある、

(留学生に対しては英語を使いますが、ちょっと疎外感を感じちゃいますよね。)

といったデメリットの説明を受けました。

 

ただ、私的には大したデメリットではないなと思ったので、

 

これはものすごい留学先候補が現れた

と感じたんです。

新たな場所。

初エージェンシー終了の勢いのまま、

「また情報収集をしたほうがいい。」

という衝動にかられ、帰宅後すぐにネット検索。

 

そこで見つけたのは、

フィジー。

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えっ?

フィジーって英語圏なの?

という声が多く聞こえそうですが、

私もまさにその一人でした。

 

フィジーは1970年に独立するまでイギリスの植民地でした。

ですので、住民はフィジー語と英語が話せるんです。

ちゃんとフィジー国旗にもユニオンフラッグが・・・。

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インドからの移民も多いことから、テレビや学校なのでは基本英語が

使われているそうです。

(私も実際に行ったことがないので聞きかじりの知識です。)

 

ほーっ!

これはなかなかの穴場じゃないですか。

日本人も観光客は多そうだけど、住んでいる人は少ないんじゃないかなあ。

と、良い留学環境を期待しつつ、フィジー留学について

調べていくと、詳しそうなエージェンシーにたどり着きました。

 

今日は営業日。

「よし、行ってみよう。」

と私と妻は行動に移しました。

(息子は残念ながらその日は部活動で欠席です。)

 

資料だけでももらえればと、アポイントも取らずに

いきなり行っちゃったんです。

まさに、勢いがなせる業です。

 

こんな勢いだけの無知夫婦をエージェンシーの方は快く受け入れてくれ、

資料だけでなく説明までしたくれました。

 

その説明は次回で。

 

 

同年代の子と。

(続き)

恐る恐るですが、息子から

「マルタはどうなんですか?」

 

ほーっ、私も気になっていたけど、君も同じだったんだね。

 

私なりに事前に調べたところ、マルタはヨーロッパに属していることもあり

留学に集まってくる人種のバランスが非常にいいらしい。

アジア人ばかりでなく、(どの地域を見てもアジア人、すごく多いらしいですからね。)

ヨーロッパからも南米からもアフリカからも来ているようです。

 

息子「夏休み以外で、冬休みはどうなんですか?」

担当「ありますが、語学学校です。しかも冬休みは基本大人ばかりですよ。」

息子「そうなんですか。同年代はいないんですか?」

担当「うーん、ほとんど大人ですね。」

息子「・・・・・」

 

担当「そうだ。調べてみないとわかりませんが、ニュージーランドの公立学校で

   受け入れてくれるところがあるかもしれません。当然宿泊はホームステイ

   となります。

私 「ニュージーランドの公立学校に行けるんですか?」

(私は勝手に海外の留学生を受け入れるのは私立学校だと思っていました。)

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担当「そうです。他の生徒と机を並べて、授業を受けることができるんです。

   ただ、日本の冬休みだともう向こうも休みかもしれません。少しお時間を

   ください。休みに入っていない学校を探してみます。」

 

これはいい!!

語学だけでなく留学先の同年代の子たちと密に触れ合うことができる。

なんていい企画なんだ!!

 

 「ぜひぜひ、お願いします。」

 

と、強くお願いをして帰途についた次第です。

私も妻も満足して初エージェンシーを終了しました。

ただ、息子の表情はさえません。

 

私 「(息子に向かって)どうした?」

息子「いや、別に。ただ、もしニュージーランドの学校に行けたとしたら、

   英語だけの授業についていけるのか心配。全部英語でやるんでしょう?

   数学も体育も。

私 「そりゃあ、そうさ。英語の国なんだし、普通に英語を話してるんだから

   授業だろうが何だろうが全部英語だよ。そこが面白いし、

   いいんじゃないのかなあ。でも、まだ決まったわけじゃないんだから。」

息子「まあ、そうだね。」

 

後日担当者から連絡があり、

結果的にはどの学校もクリスマスが近いこともあり、

休みに入っているとのことでした。

 

残念。(私は)

ほっとした。(息子は)

 

今回は残念な結果でしたが、

この「現地の学校で同年代の子たちと一緒に授業を受ける。」ということが、

私たちの目を開く結果になりました。

 

また、少しですが無知な親の留学に対する知識が増えました。

初エージェンシー。

初エージェンシーは東京都新宿区にある大手でした。

 

ちょうど息子の予定も何もなかったため

私、妻、息子の3人での訪問です。

 

担当者は30台ぐらいの男性。

ちょっと若過ぎ?

なんて思っていたのですが、なかなか知識もあり

初心者の私たちに懇切丁寧に、説明してくれました。

 

担当「短期留学がご希望ですか? そして冬休み出発ですね。」

私 「はい、そうです。ただ、どれも旅行みたいな感じがして......。」

担当「初めて留学ですと不安がいっぱいあるんですよ。コースにアクティビティが

   半分ぐらいあると、留学って楽しいなあと感じてくれるんです。そうすれば、

   将来(大学生や社会人)また留学をしたいと思ってくれるようになるんです。」

私 「そうなんですか。でもうちはもう少し勉強色が強い方がいいですかね。」

担当「それならフィリピンはいかがですか?ちょっと勉強ばかりになって

   しまいますが、かなり英語力はつきますよ。」

 

フィリピン留学?

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全くノーマークでした。

 

渡されたパンフを見てみると、

これはすごい。

語学学校で英語教師とマンツーマンレッスン。

それが2週間。朝から夕方まで。

そして宿泊は語学学校の寮。

 

ある意味英語合宿ですね。

 

さすがの息子も、

「これは勘弁。」

 

だよねー。

(続く)

 

冬休みがいいのだよ!!

今書いているブログの内容、

実は2か月ぐらい前の話なんです。

そこから、現在へ時間軸を進めている感じです。

 

留学の話が出たのは9月初旬のことで、

無知な親は今年の12月半ばから始まる

「冬休み」に留学させようとしていたのです。

まさに、海外旅行感覚ですよね。

(旅行先を決めるのとはわけが違うのに・・・)

 

当然ですが、私たちの頭の中には「短期留学」しかなく、

「短期留学」=「語学学校」+「アクティビティ」

という図式がありました。

 

で、のんきに

「どこの国がいいのかなあ」

 

が、最大の懸念事項でした。

 

話が前後しますが、

「なんで冬休み?」と考えていたのでしょうか。

 

前にも記載したと思いますが、

息子は中高一貫教育の学校に通っています。

ですので、受験がありません。部活動も中学の活動はすべて終了しています。

 

一番何もないのがこの時期、

そう「冬休み」です。

 

送られてきたパンフをパラパラ見て、

 

私「ホストファミリーとクリスマスを過ごす」ってどうなんだ?

妻 なんか遊びに行くみたいだね。

私 まさに旅行だよな。

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という不毛な会話が続き、

大まかな内容しかわからない。実態がつかめない。

 

よし、今週末に

留学エージェンシーに行ってみるか。

となったのでした。